気楽に建築パースを描いてもらうために
建築パースとは透視図のことで、図法という小難しい様な学術分野として位置付けられていることから、その技術を紹介する場合に、どうしても理論的な感じで腰が重たくなってしまい、なかなかやる気を起こす人は少ないのが現状です。
しかし、インテリアや建築の分野では未だにパースの必要性や重要性は大きく、特にデザイン関連の分野では3次元で空間を作り出すため、どうしてもパースの知識が絶対的に必要になり、パースが描けないことにはデザインも出来ないと言っても過言ではない話なのです。
私としては、なるべく理論的な説明は避けるようにし、感覚的に、視覚的にパースを描けるように解説して行こうと考えており、目で見て物事を判断する感覚や、目測の感覚、勘に頼るなど、体感的に「このくらいかな?」という軽い感じで、パースを理解して描けるようになるためのツボを抑えて行こうと思います。
狙いとしては、パースを描くことが辛いとか面倒という意識を、楽しく簡単と意識が変わるまで焦らず気長に、自分のものにして下さい。
これから説明する建築パースや、デザインを描くのに必要な道具は、基本的に鉛筆と消しゴム、三角定規と感覚スケール、一般的なサインペンとミリペンがあれば描くことができます。
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影で立体感をつくる
平面的なものを立体的に見せる為には、まず平面図や立体図を始め、一般的には2次元の情報(絵)を、まるで浮き上がっているように見せる事や、飛び出しているかのように見せるためには、イラストレーションやアニメーションの分野から多くの手掛かりが入手することができます。
結局は、パースの分野も手前や奥行きをどう表現するかで立体感をだすわけですから、秘訣として共通するものが多くあります。
例えば、お弁当箱や机の引き出し、戸棚の正面図などを、2次元で表現し、更にその下に描かれた絵は、前のページの要領で暗く塗りつぶした影のようなタッチを与えたものですが、グッと立体感が表現されているのが分かると思います。
つまり、平面図や立面図の情報も必要があれば立体的に表現し、得意先により分かりやすく、楽しみながら内容を伝えることができます。